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コンセプト

Posted By e-nae-na

みやびのコンセプト

この日本では住宅会社といわれる会社の数は、総務省の統計では約12万社あります。この中には経営者1人でやっている会社もあれば、ハウスメーカーのような大企業もあります。
各社それぞれの特色及び得意とする分野を持っています。例に挙げると、「デザイン」「自然素材」「構造躯体」当社の様な「高性能」などがあります。

「私は建築をやっている」と言うと友人に「どういった建物が良い家?」と言うような唐突な質問を受けた事があるのですが、各項目を評価しその結果の統合的なバランスだと答えます。

ようするにレーダーチャートによる評価です。

項目には、例えば「構造」「間取り」「デザイン」「メンテナンス性」「コスト」「省エネ性」「バリアフリー」その他項目は数多く存在します。隣同士の成績を結んだ線でできる多角形が整形で大きければ優秀。多角形が整っていても小さいものや、不整形の物はそうではないと判断します。

ただし、日本の場合項目に「断熱」「気密」があり仮にその評価の最高が5でその5だとしても、世界基準では3くらいではないでしょうか。先進国の中でヒートショックの死亡率が断トツに高い日本。車が往来する道路で亡くなる人より、大金をかけた家で亡くなる人の方が多い日本。

ですから当社では高性能(気密・断熱)を最優先として考えて来ました。これからも優先順位は変わらずに行こうと考えています。celsi-allこの社名の由来は「全てにおいて最高」それを提供する会社として命名しました。

しかし先程のレーダーチャートに当社をあてはめてみると、建物全体の評価としては決して最高だとは言えません。当社がもっと力を入れなければいけないのは「工務店ならではの独創性」及び「意匠性」です。

工務店の独創性

ハウスメーカーは安定した供給(品質・棟数)工務店は技術力と私は思います。マウスメーカーやなんちゃって工務店には扱えないもの、専門知識がよりないと管理出来ないもの、それらを提案できるのが本来の優れた工務店の姿だと思っています。

基礎工事から完了までの時間を短縮することは利益を生みます。ハウスメーカーは単価の安い作業員を使用し安く、早く仕上げます。それらを遂行するため、技術が必要な仕事を現場から排除し、手間代の高い技術を持った職人を必要としない方法を構築しました。

極端に言うとでっかいプラモデル。現場での加工はせず組立のみの作業を多く取り入れました。ハウスメーカーの専属の大工は一般の大工から、冗談で大8とか大6と言われるくらいです。大工の「工」を数字の9とすると、それ以下と言う意味です。個人的に現代の職人のレベルが低いと言われる要因はハウスメーカーが大きく加担していると思っています。

当社は収まり及びその施工特性を熟知していないと管理が出来ないものを提案してゆきます。

無垢材を使った床や壁、昔ながらの工法に現代の技術を取り入れた新しいモルタル外壁、日本人になじみの深いしっくいの内壁、当社オリジナルのシンプルなデザインの製作建具、それらの品質を高める管理が行え、それを形にする職人の技を提供する会社になります。

意匠性について

意匠性といっても奇抜なデザインや、見た目だけが良く性能を損なうようなデザインを取り入れると言うわけではありません。当社はサイディング・クロス・フローリング・建具、ほぼ新建材を使用して参りました。決して新建材がいけないと言うわけではありませんが、ただ他の住宅会社でも使用できるものを取り入れた建物を「最高」「セルシオ」とは言えません。今まで、お客様から無垢の床・自然素材の塗り壁の採用を要望されたことがありましたが予算の関係上その採用が難しくなっていました。無垢・自然素材は新建材には出せない質感、年月がたてば劣化してゆくだけの新建材と違い独特のアジを出してゆく素材なので取り入れたいと思っていました。一見、「高性能住宅」と「自然素材」は相性が悪い印象がありますが、実は非常に相性が良いのです。相乗効果が期待できます。

例をあげると
icon-arrow-circle-o-right換気システムで全熱回収と言うものがあり、それは換気の際温度と湿度を回収し戻す機能の事です。過乾燥になる冬季には機械だけでは不十分な湿度の確保を自然素材は補う調湿効果があります。
icon-arrow-circle-o-right機械による調湿で無垢材の乾燥吸湿による動きを抑制することができます。
icon-arrow-circle-o-rightまた当社では筋かいの他に外周面に構造用合板を貼りより剛性を持たせ長期間気密性を維持させるようにしています。壁の動きを抑制していると言うことなので、自然素材のしっくい壁・

モルタル塗りの外壁にとってクラックが生じにくく非常に相性が良いことになります。人工的意匠性から自然素材を多用したナチュラルデザインを取り入れていきます。

まとめ

これらを採用するうえで大きな問題となるコストアップ対策として年間棟数限定の企画型の提案となりました。企画にすることで打ち合わせ回数が大幅に削減でき、更に今回は初の試みの為特別な価格設定でご提案します。ただし、入居後1年間のデーター(温湿度)を取らせて頂きますので1年間は観測機を設置させていただきます。年間棟数限定とした理由として、観測機器の台数と特別価格を考慮すると棟数を限らわせざるを得ません。

セルシオール株式会社 代表取締役 槇 秀高

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